2 メーリングリストの運用

2.1 メーリングリストを作成する際に決定しておく事

メーリングリストを運用するにあたって、リストの管理者のe-mailアドレスを決定しなければなりません。
また、実際に各リストを作成する際には、リストの属性を以下の項目にしたがって、最低限決定しておく必要があります。

  1. リスト名
    リスト名@ドメイン名が各メーリングリストのアドレスになります。
    リスト名に使用出来る文字は、英字(小文字も大文字も同義に解釈されます)と、数字とハイフンとアンダースコアです。英字、数字以外はリスト名の先頭に使用出来ず、また英字、数字が1文字以上含まれていなければなりません。
  2. 各リストの管理者のe-mailアドレス(list-owner)
    各リスト毎の管理をする担当者です。リストの参加者の登録・削除や投稿の検閲をメールで行います。
    (参加者が自由に行える設定の場合は、このかぎりではありません。)
    インターネット上のe-mailアドレスを持っていれば、ホームサーバ上にユーザIDを持っている必要はありません
    リストの管理者は、リストに対して設定したチェックにかかるメールが、全て配送されます。
    (部外者からの投稿や、リストへの参加要請のメール等)
  3. リストオーナ用のパスワード
    オーナが管理作業をする際に必要なパスワードです。英数字で構成して下さい。
  4. リストへの参加・退会の方法
    一般ユーザがリストに参加したり退会したりする際に、管理者の許可が必要かどうかです。
  5. リストへの投稿の方法
    作成したリストに一般ユーザが投稿する際に、自由に投稿できるか、それともオーナが検閲を行うかどうかです。
  6. リスト外からの投稿の許可
    リストメンバ以外の投稿を許可するかどうかと、許可をする場合、どのアドレスからなら投稿出来るか、または全て自由に行うかです。
  7. メンバ情報の公開・非公開
    リストに参加しているメンバ一覧を、参照出来るかどうかです。
    まったく見せない設定、参加者のみに見せる設定、誰でも見る事が出来る設定があります。
  8. リプライアドレス
    リストから配信されたメールに対し、返信を行う際のデフォルトアドレスです。
    返信をリスト本体にすると会議室風の設定になり、投稿者にすると掲示板風になります。